本文へスキップ

Healing Light

healinglight555@yahoo.co.jp

HealingLight HIROMIreal estate

 
  自分の人生を振り返ると随分と長い間眠ったように生きてきた
  表層で起こる事に主に傷ついて絶望を募らせて
  早く今回の人生が終わる事を願っていた
  自分を大切にせず、他人の目ばかりを気にして
  いつしか自分が何者なのかも、わからなくなった

  2005年に父、2008年に姉をガンで亡くした
  二人の死は私を大きく大きく揺さぶった
  特に姉の死は私を滅多打ちにした
  自分の情けなさにこれでもかと言う程に向き合わされた

  父も姉も生きたい人だった

  生きたい二人が生きられず
  生きたくない私が生かされている

  私は二人の代わりに「生きる」ことをしようと決めた

  「生きよう」と思ったものの
  私は一体何が好きなのか、楽しいのか、それすら自分の中に見つけられなくなっていた

  そこで私は自分の「好き」を思い出すための旅をはじめた

  スタートの地は「屋久島」
  いつか行ってみたいと思っていたし行ってみよう!という気軽なものだった

  そこで出逢ったガイドさん夫婦に私は魅了された
  彼らのように輝いて生きてみたい
  どうしたらそんな風になれるのか
  とにかく真似してみようと思った

  セドナ、ホ・オポノポノ、ヴィパッサナー瞑想、山歩き、ホピ族
  スピリチュアル系の世界も覗き見した

  そのうちに自分自身の中から興味が湧いてくるものがあった
  カラーセラピー、アートセラピー

  受講して学んでいいなと思ったけれど
  心躍るものでも自分がやりたい事でもなかった

  そうして遂に「ガラス」に出逢った

  何気なく参加した「モザイクキャンドルホルダーを作ろう」というワークショップ
  初めてステンドグラスに使用する工芸用のガラスを手にした時
  自分でも驚くほど体が震えた
  初めての経験だった
  頭では全く理解できなかったけれど体が喜んでいるように感じた

  出来上がって家に持ち帰りキャンドルに火を灯した

  暗闇に浮かぶ色とりどりのガラスの色がユラユラと揺れる様が本当に美しくて
  私は飛び上がって喜んだ
  心がワクワクし飛び跳ねるような単純な喜びを
  頭、体、心 全てで感じた


  「あぁようやく探していたものに、私の心が喜ぶものに出逢った!」


  主催の方がステンドグラス工房をされていたのですぐさま通いだした

  しかしどうしたことか 
  運命の出逢いをしたのに、大好きなガラスを使っているのに
  ステンドグラスは私の喜びではなかった

  それでもいつか楽しくなるものかもしれないと数年通った
  変化はなくいつしか苦痛になっていった

  2011年3月11日
  日本中が震えあがったあの大地震が起こった
  その後一週間以内に震源地が富士宮(地元)の大きな地震が起こった


  「いやだ!このまま終わりたくない!」


  私の内部が再び大きく揺れた

  何をしたらよいのか
  何をしたいのか
  よくわからなかったが
  何かしたかった

  「モザイクキャンドルホルダー」だから「モザイク」が好きなのかもしれない

  調べてみた
  イタリア、ラヴェンナ市がトップに出てきた
  日本語で紹介文がある工房「koko mozaico」に出合った

  行く事に決めた

  何を得られるのか、その先はどんな展望なのか
  そんなものは一切なかった

  ただ「行こう」と強く思った

  私はかなりの臆病者で人見知り
  方向音痴で移動も苦手
  語学センスもない
  出来ることなら安全な心地よい場所で丸まっていたい
  かなりビビりな猫のよう

  そんな私がたまにとんでもない冒険を選ぶ
  選んでいるのか選ばされているのか
  決めるときは何も不安はない

  いざ冒険が始まってから慌てふためく

  「どうしてこんな選択をしたのだ?」


  イタリア行きもそうだった

  魔法のように人生が開くような変化をどこかで期待していた
  モザイク修行

  が、期待に反して
  実に実に...苦痛だった

  レプリカを作る事で基本を学ぶのだけれど
  見本があるとそれと全く同じようにできないと自分はダメな人と感じてしまう
  だから毎日がひどく苦痛だった

  憶病な私はどこにも出掛けずにステイ先と工房を行き来するだけ
  ノイローゼ気味になった

  一か月経った頃、このままでは嫌だ!
  このまま終わるなんて!絶対に嫌だ!
  と私を突き動かす想いが湧いてきた

  一週間工房をお休みをして誕生日ジャーニーをすることにした

  ネットでイタリア在住の日本人女性ガイドさんを見つけた
  プライベートガイドを三日間お願いした

  移動の仕方、簡単なイタリア語を教わった

  一番の収穫は、彼女が慕っているイタリア人ファミリーと接した事で
  イタリアを、イタリア人を好きになれた事

  その旅はとても順調でお外は怖い世界でなく
  良い出逢いに恵まれた
  そうして私は日に日に自由になっていった

  ひとりでいると自分が相棒
  何をするにも自分と相談して決める
  自分と近くなれた気がした

  旅から帰ってからは、前向きにモザイクにも取り組む事が出来
  自由制作になってからは無茶苦茶楽しくなった


     「あぁ 私は 自由が好きなんだな」

     「正解」の設定のない「自由」


  私はこれを知るためにここに来たのだろう と思った

  工房のモザイク修行を終え、私はイタリアを電車で縦断し船でギリシャに渡り
  クレタ島に飛行機で渡り再びギリシャに戻るという
  三週間近い独り旅をして日本に戻った

     人に逢い、別れ、一人で歩く

  アテネの丘に立ち、夕日を眺め、心地よい風を受けて大地にスックと立った時の気持ちは
  「ワンネス」というものだったと思う

  旅を終えた私は「モザイクキャンドルホルダー」に還った
  教わるのではなく自分がやりたいこれを自分で掘り下げようと思った

  まるで胎児に戻ってしまったように
  一年近く外にはほとんど出ないで家に籠もり憑りつかれたように作り続けた

  そうして生み出したものに名をつけた


     「Healing Light」 ヒーリングライト


  作る過程も、灯した時も、深い気付きや、優しさ、勇気を私にくれるので
  そう名付けた

  しかし
  これは現実問題どうしたらいいのだろう?
  これで一体どうやって暮らしていけるのだろう?

  私は現実に返り再び派遣の仕事に就いた
  今までになく辛い環境で三か月で次の職場へ
  更に辛い職場で体調を崩しながら次へ
  三か所目でようやく気付いた

  とりあえずトライしてみよう
  Healing Light を頑張ってみよう
  こわいけど やってみよう

  そう決めると手を差し伸べられた

  頭はいつも最悪を思い描き、暗い気分にさせるけれど
  それを押しのけ「天は私を生かしてくれる、私の考えよりいいものをくれる」
  と信じ、目の前の事をやっていけば何とかまわっていく

  私の成長に合わせて進ませてくれる

  今はまだスタート地点に向かっている途中

  人と逢い 物と逢い 場所に逢う事で 
  自分を知り 謙虚に 一途に 自分の好きを具現化していければ
  闇の中に光を見出す事が出来るのかもしれない

  いいことも悪い事にも執着せずに
  流れる川のように 心地よい風のように
  Healing Lightと共に成長していきたい


  いつかどこかでお逢い出来るのを楽しみに


  Healinglight HIROMI



  
  アメリカ シャスタ Burney Falls